日本のアリアンス・フランセーズ

日本のアリアンス・フランセーズの歴史は19世紀末に遡ります。アリアンス・フランセーズは日仏間の文化、外交関係の発展に付き添い、支援してきました。

1887年、アリアンス・フランセーズの先駆けとなるSociété de langue françaiseが、東京に誕生しました。これを機に1906年、横浜に日本で最初の公式アリアンス・フランセーズ委員会が設立されました。既に数多くの書籍を所蔵していた委員会は、講演会や演劇、パーティなどを企画します。そして東京(Etoile du matin)や長崎(Etoile de la mer)など、数々の学校でフランス語教育の発展に貢献しました。

第一次大戦の影響を受け、アリアンス・フランセーズは10年ほどその活動を休止しますが、1928年に、横浜にフランス語およびフランス文化の普及活動を再開します。その活動は第二次世界大戦で再び中断されますが、1952年吉田内閣時に、横浜、鎌倉、広島、札幌、大阪、浜松、名古屋、東京と日本で8校のアリアンス・フランセーズ。このネットワークは、1977年に東京を基盤とした日本のアリアンス・フランセーズ代表の本部を設置しました。

バブル崩壊による不況に煽りを受け、日本のアリアンス・フランセーズネットワークは、名古屋・大阪・広島・浜松・札幌の5校に縮小されますが、1985年に仙台、そして1989年には徳島が新たにネットワークに加わり新たなるスタートを切りました。